覚醒を待たない竜

楓・J・ヌーベルさんの乳がデカすぎて固定資産税払わされてる

アサルトリリィBOUQUET第5話「ヒスイカズラ」感想

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夢結が梨璃と出会って変われたことが分かる良い話だった。良い話だったけどノリが完全にギャグ回だった。そんな5話。

 

あら〜^すじ

もうすぐ梨璃の誕生日であることを知った夢結。

何かプレゼントを贈りたいが、梨璃の喜ぶものがわからない。
夢結は梨璃が喜びそうなものを仲間たちに聞きまわり…。

その頃、梨璃はレギオンメンバー集めに苦戦していて――

「お・・・お姉さまを私にください!」

 

というわけで今回は夢結が梨璃の誕生日を祝う為に奔走する回。どっちかというと梨璃が夢結の誕生日を祝いそうだなと思ってたので逆のパターンが来るのは意外だった。

梨璃はラムネが好物だと知った夢結。流石に購買の駄菓子のラムネを渡すのはアレだと思ったんだろうか、瓶入りの炭酸飲料のラムネを買いに出かけることに。しかも「梨璃の故郷に行けば売ってるんじゃないか」と判断したのか山梨県甲州市まで。確かに最近はあんまり見なくなった代物だけどそこまでやるか。

そして今回の夢結様、まずラムネが何なのかを知らない・駅の改札でつっかえる・そもそもラムネ買う為だけに甲州市まで行くの自体かなりトンチキムーブと前回にも増してポンコツっぷりを余すことなく発揮。完全にキャラを確立させてしまっている。この人後半かっこよくなっても「でもこの人ポンコツなんだよな…」とか思ってしまいそうでアレ。

ノリが完全にギャグ回な一方で世界観に関してはかなりダークな面も。夢結がラムネを買った店のある甲州付近にはもう人がほとんどおらず、生き残った商店の店主も商売上がったりの様子。そしてそこら中にヒュージ出現の危険や避難を促すような立て看板が乱立され嫌でも本作のディストピアっぷりを示していた。

箸休め回でもこういう「一般市民は・学園の外の世界はどうなっているのか」みたいな世界観の見せ方は緊張感を醸し出しており見事だと思う。

それと気になったのが、冒頭の梨璃達がタブレット端末を触るシーンで「一昔前は1人1台が当たり前だった」と言われているシーン。このアニメ一応近未来が舞台らしいが、ヒュージの襲来によって技術の後退や通信・輸送の断絶等も起こっているのだろうか。この辺りに関しては完全には言及されていないのでまだまだ謎が多い所。

結局夢結はラムネを購入すること自体はできたものの帰りがけに出会った子供にラムネをあげてしまい、途方に暮れていたら実は瓶入りラムネ自体学園の近くで普通に買えたというコントの如き綺麗なオチ付き。

そして最後は冒頭のあらすじにあった「お姉様を私にください!」発言と共に2人の熱い抱擁で〆。なんかこれだけガッツリ百合やられると最終的にはキスとか擬似結婚式とかまでやりそうで今から楽しみだな。

あとしれっと今週で梅ちゃんと鶴沙ちゃんがレギオン入りして無事一柳隊(メインメンバー9人)が揃った。随分あっさり揃ったなオイ。(梅と鶴沙の「夢結の他人の為に頑張る姿に惹かれて力を貸したくなった」っていう動機自体は筋が通ってたので良かったがそれにしてもだいぶあっさりで笑った)

あと梨璃のレアスキルについてもちょっと触れられてましたね。(筆者は先に小説読んでたから知ってたけど…)主人公が支援型キャラって結構珍しい気がする。夢結がバーサーカー的な超攻撃型だからバランス取ったんだろうけど。

 

今週の楓・J・ヌーベルさん

夢結・梅・鶴沙の3人がメインの回だったので出番はほとんど無し。最後のお姉様を私にください発言からの抱擁のシーンで1人だけ物凄い顔しててゲラゲラ笑った。

楓は梨璃が夢結のことが好きなのは割り切った上で梨璃に接してるような面があったからそんなに嫉妬するタイプのキャラじゃないイメージがあったんだけど意外とそうでもないんだろうか。それか「梨璃が夢結を好きなのは別に良いけどそこに肉体的接触が伴うのは許せない」タイプなんだろうか。どっちにしろ可愛いからいいけどさ。

 

次回は久々のヒュージ戦っぽい。3話に1回のペースでヒュージと戦う構成なんだろうか。