仲間を信じて後を託した早尾先輩とシオン君⇔事務的な応対しかしてないダムジッドとシラヌイ、苦難の果てに自由を掴み取ったシオン君⇔運命に雁字搦めにされてそこから抜け出そうと未だにもがき続けてるシラヌイ… と福原組とディフライダー組の対比が美しい。
シオン君がシラヌイの「ヴァンガードの破壊」という目的とその為に取った手段に対してはともかく、そこに至るまでの信念と覚悟に関して否定しなかったのは個人的には好印象。シオン君は(主にギアクラ〜ストゲのせいで)あの中で一番人間の汚さとか闇みたいなのを理解してるからね。安易に否定から入らないでそういうのを清濁併せ呑んだ上で、自分の意見や信念をぶつけてるのは今までにあんまりない感じだったけどシオン君らしくて良かった。シラヌイは今回珍しくシオン君の実力を認めていたけど今回のシオン君の強さってこういう心の面も含めた上での強さだったんじゃないかなと思う。(単純にダメトリ出ないと負け確定まで追い込まれてたのもあるだろうけど)
福原組は「敗退したけど活躍自体は認められたので部存続確定」というオチ。個のキャラとしてはともかく「福原組としての物語」はここで一つの着地点なのかなという印象。3人とも良いキャラしてるから後発作のZも含めてもうちょい活躍しても良かった感がある。
次回はストライダーズVSハイフラ。今回に対して随分和気藹々とした雰囲気で温度差が酷い。
