覚醒を待たない竜

楓・J・ヌーベルさんの乳がデカすぎて固定資産税払わされてる

カードファイト‼︎ヴァンガードGZ第17話〜第24話(最終回)感想

完結したので感想の方を。

 

ギーゼとその使徒という惑星クレイからやって来た未知の敵、人智を超えた存在との戦いという今までにないスケールのストーリーである一方でシリーズのお約束的な要素もきっちり入れつつ〆るという序盤のgdgdっぷり、中盤の詰め込み展開っぷりが嘘に思えるぐらい最終作に相応しい綺麗な終わり方だった。

 

最終決戦ということもあって名勝負揃いだったけどその中でも良かったのはやっぱり第20話「破壊の竜神ギーゼ」のカズミVSギーゼ。この回は一度はカズマ君を助けることが出来ず後悔の念に苛まれていたカズミの葛藤と今度こそカズマを助けよう、もうどんなことがあってもカズマを諦めないとカズマにディフライドしたギーゼと戦う覚悟に泣かされる回だった。間のシラヌイの台詞も今までの戦いを乗り越えてカズミや他のファイター達の強さや覚悟を理解し、受け入れたんだなぁというのが分かって良かった。

あとシラヌイ輪廻でギーゼ側のユニットを支配することによって「シャドパラのユニット達がカズマ君(ルアード)を正気に戻す為にシラヌイに力を貸してくれてる」って演出になっていたのも◎。特にダグザはユニット設定上でルアードの兄貴分として重要な役割を果たしていたカードなので…。

シラヌイといえば地球とクレイの間にある「運命力」に関してちゃんとした補足説明が入ったのも良かったね。前期の描写だけだとどうしても地球人側の都合でシラヌイ達が割を食わされてた感は否めなかったから、運命力がクレイや地球に影響を与えるのはファイターとユニットが相互に思い合った時だけで地球の人間が一方的にクレイに干渉することは絶対にない、シラヌイはあくまでガスティールの嘘に騙された被害者であるってフォローされてたのは良い落とし所だと思った。

トライスリーVSギーゼの最終決戦も文句無し。それぞれの分身の初期のFT言ってくれたりその上で「未来に進む」という決意表明をしてくれたりして見応えがあった。ただシオン君にだけ点止めしてたギーゼは何だったんだ。あれもカズマ君の意志だったんだろうか。

 

逆にちょっと残念だと思った所は「Q4とトライスリーで決着を付けること」に重きを置き過ぎた結果、若干ストーリーが歪になってしまった、というか他のキャラが割を食った感が否めなかった点。

ダークフェイスはQ4を恨んでたし、カオスブレイカーはリンクジョーカーの進軍を止めたアイチやリンクジョーカーに一度は味方して離反した櫂君と因縁があるから… っていうのは分かるんだけどダークフェイスはぶっちゃけ作劇的に誰が倒しても同じみたいな感じはあったし、カオスブレイカーはGのキャラとも複数因縁あるんだからそっちと当てても良かったような気はする。というか本人らは納得してたみたいだけど「実力不足だから」ってだけで後方支援に回されたアラタ君とマコト君が不憫過ぎる。櫂君に散々鍛えて貰ってたのは何だったんだよ。最終的にカオスブレイカーを倒すのはアイチと櫂君だとしても一度ぐらいこの2人とカオスブレイカーをファイトさせてもよかったんじゃないか。

あとギーゼ戦も話の内容としては文句なかったし最後はトライスリーで決着付けたかったってのも物凄くよく分かるんだけどそれやるんならNEXT時点でシオン君とトコハちゃんもカズマ君ともっと絡ませた方が良かったと思う。クロノ君はともかくあの2人ってほぼ他人… とまでは行かないけど序盤にちょっと絡んでそれっきりだったし。そこだけちょっと残念だった。

 

余談なんだけどギーゼの使徒にディフライドされた人間はほとんどが本人の意志に反した強制的なディフライドを受けてたんだけど若水とダークフェイスだけ「ディフライドされるというのがどういうことなのか」って興味が抑えられずにダークフェイスの誘いに乗っててゲラゲラ笑った。カンパニー時代の前科もあるしこいつが一番危ないだろ。クリスもよくこんな奴部下として雇ってるよな。

あとEXTRA TURNは最初から最後までとにかく笑えた。執事ごっこする江西さん可愛い。クロノ君は夢に向かって頑張れ。

 

おわり OVERDRESSも暇あったら感想書くかもです