何度か弄ってみて割としっくり来る形に収まったので覚書程度に。
コンセプト
シーズン15初期に何度か対戦して非常に高い水準の火力と耐久を持ち、また剣盾で新規習得した竜の舞の存在によって全抜きを視野に入れやすく、シェアの多いザシアンやムゲンダイナに対して強く出られる 日食ネクロズマが強そうだと感じられたのでこいつを軸にした構築を使うことに決定。
ネクロズマの耐久力を補佐する為に壁張り要員としてドラパルトを採用し、残りはネクロズマで勝てないorキツいカイオーガ・テッカグヤ・ナットレイ・霊獣ランドロス・トリトドン・ヌオー・ウーラオス(いちげきのかた)・エースバーン・イベルタル・バドレックス(こくばじょう)辺りを意識したポケモンをチョイスする形となった。
個別解説
ネクロズマ@弱点保険
性格:意地っ張り 特性:プリズムアーマー
実数値(努力値) 192(156)-212(124)-147-×-129-126(228)
調整意図
S … S+1で最速エースバーン抜き
H … ダイマックス状態でA+2特化霊獣ランドロスのダイアース確定耐え
臆病ムゲンダイナの火炎放射が確定3発
A … 余り(サイコファングでH振りムゲンダイナが高乱数で75%以上削れる程度)
今回の主役。こいつ厳選する為だけにウルトラムーン1年ぶりぐらいに起動した。
一時期弱保警戒されまくってたのとそこら中から欠伸や鬼火が飛んでくるのが嫌すぎてラムにしてた時期があったんだけど、弱保発動時の火力がやはり非常に魅力的だと感じられたので結局弱保に。
技はタイプ一致命中安定高打点のメテオドライブとコンセプトである竜の舞、相手の鋼や炎で止まらなくなりダイアースの素体にもなれる地震は確定。最後の一枠はヌオーを倒せて無振りムゲンダイナを高乱1にできるフォトンゲイザーにしてたんだけど後半壁展開があまりにも増えまくってて怠かったので追加効果で壁を割れるファングを採用。
調整に関してはかなり諸説あり。ミラーに強くしたかったのとラス1でエースバーンと対面した時の保険として1舞で最速エースバーン抜きまでSに振ったが、ネクロズマでわざわざ襷カウンター型の可能性があるエースバーンの相手をする必要はあまり感じられなかったのでSを削って鉢巻ランドの地震を耐えるH200ぐらいまで耐久に回しても良いかもしれない。
前述したようにザシアンやムゲンダイナには圧倒的に強く、それらを軸とした構築には竜の舞とダイマックスでそのまま取り巻きごと蹴散らしてゲームエンドということも珍しくなかった。またシェアこそ多くなかったがジオコントロールの存在故に対策の難しいゼルネアスに強いのも偉かった。ダイスチルとダイアースの存在から要塞化させやすく、ダイマエースとして分かりやすく強いポケモンだったと言える。
NNの元ネタは仮面ライダーフォーゼに登場するレオ・ゾディアーツの変身者。
ドラパルト@光の粘土
性格:臆病 特性:クリアボディ
技:シャドーボール/光の壁/リフレクター/呪い
実数値(努力値) 195(252)-×-95-120-96(4)-213(252)
調整意図
HSぶっぱ
ミラーやスカーフウオノラゴン意識で最速
壁込みで特化鉢巻ウオノラゴンの逆鱗を高乱数耐え
DL対策でB<D
壁張り要員。最初はレジエレキがこの枠に入ってたんだけど脆過ぎる上に地面に対してあまりにも無力で使いづらいと感じたので、最低限の耐久があって一貫しやすい霊技を撃てるこちらを採用。
耐性とS種族値がとにかく優秀で多くの試合で初手エースバーンやサンダー等に対し安定して壁展開から入ることができた。呪いの存在も偉くて相手の悠長な試合展開を許さず、ネクロズマを展開する前に相手を削りやすかったのも強み。メタで入ってることが多い瓦割りが効かないのも地味に強い。
特性はランドロスの岩石封じやカプ・レヒレの凍える風で行動回数を減らされるのが嫌だったのでクリアボディの方を選択。初手で地震/岩石/とんぼ/ステロみたいな構成のランドロスとかち合うことが少なくなかったのでこれで正解だと思ってる。技に関しては特に語る部分もないと思うがサイコファングネクロズマや一撃ウーラオスがどうしても気になるならリフレクターかシャドボの枠を鬼火にしてもいいかも。
NNの元ネタは某スクールアイドル作品の主人公。髪がドラパルトの頭部に似ている。
バンギラス@突撃チョッキ
性格:意地っ張り 特性:砂起こし
技:ストーンエッジ/噛み砕く/瓦割り/冷凍パンチ
実数値(努力値) 207(252)-194(180)-136(44)-×-124(28)-82(4)
調整意図
A… H252振りバドレックス(はくばじょう)が噛み砕くで確定2発
B… 特化バドレックス(はくばじょう)のダイアース確定耐え
D… 特化珠バドレックス(こくばじょう)のエナジーボールが確定3発
臆病眼鏡ムゲンダイナのダイマックス砲が高乱数4発
特化珠イベルタルの気合い玉を最高乱数切って耐え
ネクロズマで辛いイベルタルや黒バドレックスを相手する為に採用。元はオボン持ちだったが後述のゴリラがチョッキ→ラム剣舞→鉢巻と型変更されていったのでチョッキに。
技はタイプ一致2つに加えてウーラオスやナットレイにバックされた時にダメージが入りやすく壁展開のメタやダイナックルの素体にもなる瓦割り、ランドロスやゴリランダーにバックされるのがキツかったので冷パンを採用。
明確な役割対象が多いので抜くに抜けなかったが、ウーラオス・エースバーン・ランドロス・ザシアン・ゴリランダー辺りがキツすぎて後半はあまり選出しなかった。
貰い物個体なのでNNは無し。
サンダー(原種) @珠
性格:臆病 特性:プレッシャー(※静電気推奨)
技:†雷†/暴風/ボルトチェンジ/羽休め
実数値(努力値) 179(108)-×-105-164(148)-110-167(252)
調整意図
S… 最速
H… 珠ダメ意識で10n-1。特化霊獣ランドロスのストーンエッジを高乱数耐え、特化珠イベルタルのあくのはどうを確定耐えする程度
C… 余り。HDナットレイが熱風で高乱数1発、無振り霊獣ランドロスがダイジェットで確定1発
ここまでで重いウーラオス、カイオーガ、カプ・レヒレ、ランドロス、テッカグヤ、アーマーガア、ナットレイ辺りに比較的強く汎用的に動かせるポケモンとして採用。技を打ち分けつつ高火力を押し付けていきたかったので持ち物は珠。あとすぐ下のイベルタルを確実に抜きたいので最速。
元々熱風の入ったフルアタだったのだが、珠ダメやステロで消耗しやすいのと一撃ウーラオスの不意打ちを透かせないのが嫌過ぎたのとダイマックス時にダイウォールの択を取れないのが弱かったので熱風の枠を羽休めに。鋼には†雷†が、ナットには暴風が等倍で通るのでそもそも熱風を撃つ局面が少ないと判断した。ネクロとかは下手に弱点突くと保険発動されるし。ただ後半はドリュウズが増え始めていたので熱風が欲しいと思う局面もそこそこあった。
ちなみに電気技が†雷†なのは140ダイサンダーでH振りダイマックスカイオーガが確定2発になるから。あとあんまりいないだろうけどH振りイベルタルが雷で高乱数1で落ちる。外しは割り切れ。まぁ10万と好みな気はするが。実際結構な回数外した。あと後半は暴風も外しまくった。
特性はプレッシャーで使ってたのだが多分静電気の方が強い。良い子のみんなは面倒臭がらずにダイアド周回しよう。俺みたいになるなよ。
NNの元ネタは言わずもがな遊戯王デュエルモンスターズGXの万丈目準。
ゴリランダー @鉢巻 ※キョダイ個体
性格:意地っ張り 特性:グラスメイカー
技:ドラムアタック/グラススライダー/10万馬力/ドレインパンチ
実数値(努力値) 192(132)-194(252)-115(36)-×-93(20)-114(68)
調整意図
H… 16n
A… 特化。H振りダイマックスカイオーガがキョダイコランダで確定1発
B… A+1陽気ザシアンの巨獣斬最高乱数切って耐え
陽気鉢巻ウーラオスの暗黒強打確定耐え
S… 準速バンギラス抜き 無振り91族抜き
カイオーガやカプ・コケコにレジエレキ、何よりザシアンやネクロズマ対策で今期急速に増えまくった水・地面枠を見る為に欠かせない一体。ラプラスの旋律耐えるためのチョッキ→レヒレが抜けてカバがキツくなったのでラム剣舞→非スカーフオーガが増えたので鉢巻と恐らくこの構築内で最も型が変わりまくったポケモン。
この構築は元々カイオーガが非常に重く、シーズン15後半辺りからのカイオーガの型の多様化に非常に頭を悩ませていたところフォロワーの蒼葉さん(@aoba0125)から「最近のカイオーガはHCが多めなので、鉢巻ゴリラが対カイオーガに強い」というアドバイスをいただき、その結果この型が誕生。
技はタイプ一致かつ追加効果が優秀なドラムアタックとグラススライダーはどちらも切れないので確定、サブウェポンの候補は色々あったがカイオーガと組んでいることが多いナットレイに刺さるドレインパンチ、呼びやすい炎や鋼に通る10万馬力を採用。蜻蛉返りや叩きも欲しかったんだけど蜻蛉返りは蜻蛉返りするよりも交代読みで出て来るポケモンを多少強引にでも削った方が勝ちに直結しやすい、叩きは叩きで拘る動きがあまり強くないと判断したので泣く泣く切った。
Sは正直言うとあまりを適当に振っただけだったのだがこのS振りのおかげでかなり使いやすかった。伝説ポケモンにはS90族が多いので最低でも無振り90族までは抜いておいた方がいいと思う。
NNは思い付かなかった。
ウインディ @ゴツメ
性格:図太い 特性:威嚇
技:火炎放射/バークアウト/鬼火/朝の日差し
実数値(努力値) 197(252)-×-143(236)-121(4)-101(4)-117(12)
調整意図
HB… 陽気ウーラオスの暗黒強打高乱数2耐え
特化日食ネクロズマのダイアース確定耐え
特化A+2ザシアンのインファ確定耐え
威嚇込みで特化珠エースバーンのダイジェット超高乱数2耐え
S… 無振りミミッキュ抜き
最強の物理受け。
日食ネクロズマとこっちのネクロズマコピーしてくるメタモンとザシアンスタンのラス1で出て来てダイマしてくるエースバーンがキツかったので採用。当初はこの枠が残飯レヒレだったのだが、ザシアンやネクロズマに簡単に起点にされやすくダストシュートの存在等からエースバーン対策としても正直かなり中途半端だったのでこっちに。
初手に出しても裏から出しても一定以上の活躍が望め、非常に使いやすかった。ウーラオスを朝の日差し連打でゴツメダメを蓄積させて倒すことが可能だったので、ウーラオスが見えていてドラパを初手に出しにくいパーティに対してはこいつ先発で最低限ウーラオスを削って後発に繋げられるのが非常に偉かった。パーティ全体で呼びやすいナットレイやテッカグヤに強いのも◎。バクアあんまり使わなかったからこの枠は一考の余地があるかも。火力はお察し。物理型にしたかったけどフレドラもインファもワイボも耐久削れるからなぁ…
NNの元ネタは某キャンプ漫画の犬。
基本選出パターン
・ドラパルト+ネクロズマ+ウインディorサンダーorゴリランダー
ザシアンスタン等のネクロズマの通りが良い構築に対する選出。初手でドラパルトが壁を張り2番手のネクロズマでダイマックスを切って盤面を荒らし、ネクロズマで倒し切れなかった分やネクロズマがキツいポケモンを3番手の一般枠で補う典型的な壁展開。
相手の禁止伝説が黒バドレックスやイベルタルの場合、一撃ウーラオスやランドロス、ナットレイ・テッカグヤなどネクロズマに強いポケモンが複数見えている場合など選出段階でどう見てもネクロズマを通すのが難しいと判断した場合の選出パターン。サイクル戦が基本となる選出で、疲弊した所にサンダーにダイマックスを切ってトドメを刺すパターンが多い。バンギをどうしても投げにくい時はバンギの枠をドラパルトにして壁展開からサンダーに繋ぐことも。
きついポケモン
一撃ウーラオス
リフレクターでダメージが減らせないのでキツい。襷カウンターと不意打ちがあるのでダイマ切ったネクロズマでも勝てない。陽気ならHBウインディでギリギリ受かるがそれでも厳しい。
黒バドレックス
上からダイホロウ連打されるだけで死ねる。バンギがとにかく投げにくい環境だったので尚更キツかった。
誰も受からない。普通のランドロスなら火力が半端なのでネクロズマの弱保起動から簡単に倒せるが剣舞されるとかなり厳しいものがある。後半はラム持ちが増えて更にキツくなった。
スカーフメタモン
積み構築を使う上でどうしても避けられない壁。メタモンが見えたら安易に竜舞を使わない・壁をきっちり残してネクロズマに繋ぐ等プレイング段階での対策が鍵になる相手だと思う。
カバ
欠伸ループを切る手段が無いのでキツい。誰かしら寝る。
アッキサンダー
PP枯らされるから無理。
受けループ全般
勝ち方分からん。
瞬間3桁手前ぐらいまでは行けたので上手い人が使えばもっと強くなると思う(適当)
おわり