久々に割としっくり来る構築が出来たんで備忘録程度に。
パーティはこんな感じ。(BW時代みたいな並びだよなとか言ってはいけない) 最終順位は2万位とかそんなもんでした。今作上位のハードル高くない?
新ポケモンのデカヌチャンが旅パで使って結構好感触だったのとあと可愛いのでランクマでも使ってみたいって所から始まったんですが結局デカヌチャンが抜けて行った。可哀想。最推しポケであるボーマンダが使えたからまぁ良しとする。
見ての通りドオーの欠伸とステルスロックから盤面を作りつつパルシェン・ウルガモス・ボーマンダといった裏の積みエースで全抜きを目指すのが基本的なコンセプト。また今作ではヘイラッシャ・ラウドボーン・キョジオーンみたいな積みエースが通りにくいポケモンも多かった為、それらに対してはサザンドラやロトムを採用することでサイクル戦を仕掛けて行くことも出来るようにした。
各ポケモン解説
ドオー @くろいヘドロ テラスタイプ ひこう
性格 しんちょう 特性 てんねん
実数値(努力値) 225(156)-96(4)-112(252)-×-145(92)-41(4)
調整意図
H=16n+1 H217コノヨザルのいのちがけを耐える
A182ガブリアスのじしんを確定耐え
A200こだわりハチマキ持ちテクニシャンハッサムのバレットパンチを確定2耐え
C203サーフゴーのゴールドラッシュを確定2耐え
C194こだわりメガネ持ちサザンドラのあくのはどうを確定2耐え
端数AS
本パーティの起点作成要員。エクレアではない。デカヌチャンが途中で抜けたのでこのパーティ唯一のSV初登場ポケモンになってしまった。
過去作のステロ欠伸要員と同様、基本的には先発に出しステロと欠伸で相手の体力を削りつつ、あわよくば相手のポケモンを眠らせることを狙って行く。
じめんタイプでステロと欠伸、高速再生技を覚えるという点でどこかかのカバルドンを彷彿とさせるポケモンだがあちらに比べて
・砂嵐を撒かないため裏のポケモンを削らない
・草が弱点じゃない
・天然持ちなので積みの起点になりにくい
・Dがあちらより圧倒的に高い
といった利点がある。また元ネタであるヌオーのBとDをひっくり返したみたいな種族値をしている為一見すると物理耐久はガバガバどころかスカスカ、変種の末路だがHが非常に高いので上述のダメ計の通りそれなりには耐える。特にサーフゴーやウルガモス、マスカーニャ、ソウブレイズ・ラウドボーン(草テラスタルの確率が非常に高い)に強いのは大きく、総じてカバルドン以上に起点作り要員として現環境にマッチしたポケモンであると感じた。また高速再生技を持つことで裏選出であるサイクル戦でも粘り強く戦う事ができ、総じてどの選出でも仕事しやすい優秀なポケモンだった。
持ち物は擬似的に耐久を高めることができ尚且つ天敵となる相手のトリックに対してそこそこ強くなれる黒いヘドロ、テラスタイプはガブリアス等の地震を透かせる飛行を採用。基本的にテラスタルは裏のアタッカーまで温存したいのとテラスタルで毒タイプを失うと黒いヘドロで自傷し始めるというクソみてぇなデメリットがあるせいでこいつにはほとんどテラスタル切らなかったのは内緒。
選出率2位。
ウルガモス @オボンのみ テラスタイプ くさ
性格 おくびょう 特性 ほのおのからだ
実数値(努力値) 176(124)-×-85-172(132)-125- 167(252)
調整意図
H=2n ステルスロック1回でオボンのみが発動する
A172いのちのたま持ちドラパルトのドラゴンアローが6.2%の乱数
A120キョジオーンのしおづけを確定耐え
A162マスカーニャのはたきおとす(威力97)が31.2%の乱数
C203サーフゴーのシャドーボールを確定2耐え
C177こだわりメガネ持ちサザンドラのりゅうせいぐんが31.2%の乱数
H194、D111サーフゴーとH205、D105のアーマーガアがだいもんじで93.7%の乱数
ほとんどの鋼テラスタルサザンドラ・ガブリアス・ドラパルトがだいもんじで確定1発
H225、D128ヘイラッシャが草テラスタルギガドレインで確定2発
H207、D110キョジオーンがC+1草テラスタルギガドレインで75%の乱数
H207、D105以内のマリルリがC+1草テラスタルギガドレインで確定1発
最速サザンドラや同速帯を意識して最速
ご存知蝶舞のやべー虫。ボーマンダを軸とするとやはり鋼や氷、水ロトムが重くそこをケアする為に必要と感じて採用。また鋼テラスタルサザンドラが環境に非常に多くそれをメタる意図も大きかった。ウェポンに虫のさざめきを採用しているのもほぼ対サザンドラ意識。
テラスタイプは草。元々ウルガモスはDが高い上に蝶の舞とギガドレインがある為、炎タイプでありながら水タイプに比較的強めなポケモンとして有名だったがこれによって更に水タイプに強く出られるようになった。高火力の一致先制技を持つマリルリやイルカマンを恐れずに戦えるのも非常に使いやすかった。
持ち物はステロと先制技が辛いので少しでもケアする為のオボン。ガブリアスやドラパルトがややキツかったがやはり蝶の舞を絡めた破壊力は凄まじく、本作ではファイアローもほとんどおらずダイジェットも無いので遂に全盛期の強さを取り戻した感があった。今作ではテツノドクガとかいうそっくりさんが出たけどギガドレと蝶舞あるのがデカすぎてオリジナルの方もなんだかんだ使われそう。
ちなみに炎技の枠が大文字なのはサーフゴーやアーマーガアに対して乱数がブレるのとステロ込みで無振りセグレイブを落とすのに火炎放射や炎の舞じゃ威力が足りないため。外しは割り切れ。ちなみに私はめっちゃ外しました。選出率5位。
性格 むじゃき 特性 スキルリンク
技: †ハイドロポンプ†/つららばり/こおりのつぶて/からをやぶる
実数値(努力値) 125-143(220)-200-110(36)-58-134(252)
調整意図
C+2水テラスタルハイドロポンプでH164以内・D111サーフゴーが確定1発 H167・D110サザンドラが93.7%の乱数 ステルスロック込みでH205・D105アーマーガアが81.2%の乱数
ガッサ意識+補正かけないと破ってもスカーフサザン等を抜けないで最速
余りA
ガブリアスやドラパルト、セグレイブみたいな相手のドラゴンがクソ重かったので採用。サーフゴーやアーマーガアみたいな鋼に止められるのが嫌だったのと全ドラゴンが鋼テラスタルと炎テラスタル切りまくって来るので水テラスタルとハイドロポンプを採用した両刀型に。ちなみに今作でドリルライナーを新規習得したけどアーマーガアと鋼テラスサザンに効かないので個人的には無し寄りだと思ってる。
身代わり持ちに強いのもあってハマった時の殲滅性能は相変わらず凄まじくポテンシャル自体は感じられたのだが、ヘイラッシャや水ロトムで止まりやすい上に今作はドドゲザン・マスカーニャ・ドラパルトの不意打ちやハッサムのパレットパンチ、またカイリューが神速持ちがデフォになってたりと先制技がどこからでも飛んでくるせいで殻を破っても詰め切れない事が多く、いまいち使いづらさが否めなかった。正直対ドラゴン枠として考えても要検討枠な気がする。多分パラドックス解禁されたら寿司屋にフリドラ撃てるテツノツツミの方が強そう。そんな感じだったんで選出率6位。
貝だから板前に勝てないのは当然なのかもしれない(激寒)
ボーマンダ @いのちのたま テラスタイプ はがね
性格 ようき 特性 いかく
実数値(努力値) 179(68)-179(188)-100-×-100-167(252)
調整意図
珠ダメージ込みでC203サーフゴーのゴールドラッシュが6.2%の乱数
テラスタルアイアンヘッドでH190・B112セグレイブが確定1発
A+1テラスタルアイアンヘッドでH207・B152以内のキョジオーンが確定1発
ダブルウィングでH185・B100コノヨザルが確定1発
同速帯意識で最速
私の最推しポケであり本構築の要。誰が何と言おうと要。ドオーの欠伸で相手が眠った隙を突いたり、威嚇と優秀な耐性を活かし有利対面に後投げしたりして竜の舞を積んで全抜きを狙う。持ち物は技威力の低さを補う為に珠を採用し、テラスタイプは鋼にすることで本来不利である氷、ドラゴン、フェアリーへの対処、またハッサムのバレットパンチやカイリューの神速等のメジャーな先制技で破壊されにくくなるようにした。
ダブルウィングの存在や威嚇による繰り出し性能の高さ、サザンドラやカイリューより早いSとボーマンダにしか無い利点を活かせるケースは確かに多かったのだが、火力も耐久も技範囲も絶妙に足りておらずやや使いにくい点も目立った。鋼テラスとアイアンヘッドの存在から一見するとキョジオーンには有利なのだがテラスタルで受けられ逆に塩漬けの定数ダメージで狩られてしまう事も多く、シーズン全般通して数の多かったロトムやヘイラッシャ、シーズン後半爆発的に増えたアーマーガアに何も出来ないのもマイナスだった。あと珠持ってるせいで場持ちが見た目以上に悪かった。それでも選出率3位。アーマーガアやロトム意識するなら積み展開ガン無視で特殊型にした方が良いのかもしれない。
ダブルウィングは当たらないことに定評がある。
ロトム(ウォッシュ) @こだわりメガネ テラスタイプ でんき
性格 ひかえめ 特性 ふゆう
技: 10まんボルト/ハイドロポンプ/トリック/ボルトチェンジ
実数値(努力値) 157(252)-×-127-168(220)-132(36)-106
調整意図
C185サーフゴーのシャドーボールを確定2耐え
H207・D156のキョジオーンがハイドロポンプで81.2%の乱数 (尚テラスタル)
H211・D139のラウドボーンがハイドロポンプで確定1発 (尚テラス(ry)
ご存知洗濯機。ウルガマンダパルシェンの積み展開が通りにくく尚且つ今作で猛威を奮いまくってるワニ・エクレア・寿司屋の天然三銃士とあとなんかクソ硬い塩の塊に対して強いので採用。
眼鏡による火力もさることながらトリックで相手の耐久ポケモンを縛れるのがとにかく偉かった。ワニか寿司屋か塩が見えたら大体こいつ選出してた気がする。ちなみに最初にちょっと書いたけど選出にこいつ入るとコンセプトガン無視で何かサイクルぐるぐる回して勝つようなゲームが多かった。まぁ天然三銃士とか塩入ってるようなパーティにはそっちの方が刺さるから仕方ないけど。
選出率4位。強いんだけど例によって数値が中途半端なのでパラドックスとか災厄伝説とか増え始めたら淘汰されそう。ハイドロポンプが当たらないことに定評が(ry
性格 ひかえめ 特性 ふゆう
技: りゅうせいぐん/あくのはどう/かえんほうしゃ/ラスターカノン
実数値(努力値) 173(44)-×-110-189(212)-110-150(252)
調整意図
ステロダメ込みでA204こだわりハチマキ持ちノーマルテラスカイリューのしんそく、A200こだわりハチマキ持ちテクニシャン鋼テラスハッサムのバレットパンチ、A200テクニシャンキノガッサのマッハパンチ確定耐え
スカーフサーフゴー等意識で準速
余りC
元々デカヌチャンだった枠。何度も回すうちに
① エスパー無効がいない為、相手のグレンアルマやクエスパトラが重い。
② ラウドボーンとゴーストテラスキョジオーンが突破しづらい。
④①〜③を満たしつつ悪の一貫を切りたい。
といった弱点が目立って来た為、その穴を埋める為にサザンドラを採用。最初は眼鏡を持たせて鈍足高耐久ポケモンを相手して貰おうか考えてたんだけどロトムと被るからスカーフに。火力はかなり落ちるがドラパルトやマスカーニャに対してクッソ強かったりしたんで使用感は悪くなかった。
テラスタイプは迷ったのでとりあえず竜ミラーやフェアリーに対して強くなれる鋼にしたが、こちらのドオーを見て出て来る初手セグレイブに対して強かったりしたので正解だったと思う。やはり浮いている鋼は偉い。
また最後まで迷った枠として火炎放射はアーマーガアやマスカーニャ、ハッサムを意識して採用したがテラスタルで受けられてしまいやすいこと、鋼(デカヌチャン・ドドゲザン等一部を除く)相手には等倍の悪の波動でほぼ事足りたことを考えるとサイクル適性を高められる蜻蛉返りやドオーに刺さる大地の力でも良かった気がする。
後から入ったにもかかわらずまさかの選出率1位。使ってみて分かる納得の強さだった。
基本選出
ドオー+2で起点作って詰めるかロトムサザン+1でサイクル回すかのどっちかがほとんど。
キツいポケモン
・キョジオーン
きっつい。一応メタる為のギミックは色々あるんだけど9割テラスタル切ってくるしテラスタルまで考慮すると完璧に対策するのはほぼ不可能。あとロトムや鋼テラス竜2体で行くと一見相性は良さそうだが塩漬けのスリップダメージが非常に怖い。マジで何で塩漬けのダメージ鋼と水だけ倍にしたんだよ…
・ドドゲザン
全体的に悪が一貫している為厳しい。サザンドラもアイアンヘッドが痛い。耐久(特に物理面)も高く弱点を突いても一撃では崩しにくい。格闘技が欲しい所。
・セグレイブ
こちらの初手ドオーに合わせられる事が多く、また一度不利対面を許すと竜の舞や高火力の巨剣突撃でどんどんこちらの盤面を荒らしてくる強敵。
パルシェンでも巨剣突撃+氷の礫で倒される危険性がある為盤石ではない上にテラスタルの存在からワンパンもしづらく厄介だった。
鉢巻ノーマルテラス神速が脅威。殻破った後のパルシェンですら余裕で抜いてワンパンされる。というかパルシェンが通りづらい原因が大体こいつだったりする。鋼テラス竜2体で何とかしてたがそれでも崩されるケースも多かったので、パーティ単位でもう少し受けやすくすべきか。
パルシェンが思ってたより環境に刺さってなかったので他にガブリアスやドラパルト、セグレイブに強いポケモンを探して行きたい。
おわり