覚醒を待たない竜

楓・J・ヌーベルさんの乳がデカすぎて固定資産税払わされてる

結城友奈は勇者である 大満開の章 第6話「私の不安をやわらげて」感想

2週更新サボりました。許してください。何でもはしないけど。

 

前回から「乃木若葉は勇者である」(略してのわゆ)編ということで物語は友奈ちゃん達の時代よりずっと前の西暦時代に遡っており、今回の6話はそんな西暦勇者の中の1人、郡千景(こおり ちかげ)ちゃんに焦点を当てたエピソード。

今回はまず千景ちゃんが病院で仲間である若葉ちゃん・ひなたちゃんと言い争いをしてしまう所から始まっています。若葉ちゃんは「今は使命に集中しろ」みたいな事を言ってますが千景ちゃんはそれを聞き入れられない様子。まぁ仲間を2人も失った挙句3人目の高嶋ちゃんも重傷。おまけに周囲は気遣ってくれるどころか「バーテックスに負けた勇者共は役立たず」呼ばわりされるし、メンタルケア役の大人もいないとかいう散々な状態なので冷静でいられる方がおかしいレベル。若葉ちゃんの言ってる事も正論ではあるんですけどね… 彼女はいかんせんメンタル強過ぎた。

前回もちょっと思ったんだけど千景暴走って原作のかなり終盤の方の話でその時にはもう若葉ちゃんとっくに復讐心で突っ走る癖治ってるのに、未だに彼女が復讐鬼みたいな描かれ方されてんのが気になるなぁ。千景ちゃん目線でそう見えてるだけかもしれないけど。憎しみだけで戦うのをやめたから精霊の精神汚染に耐えられたっていうのが終盤の鍵になるからこの辺りの描写は後からでもいいので入れて欲しいなと思った。

 

f:id:DISN:20211108181725j:image

そしてこんな状況になっても自分が助かることしか考えてないクソ親z… もとい父親や刃牙ハウスと化した実家の貼り紙を見てしまったことで更に追い詰められ完全にタガが外れてしまった千景ちゃん。とうとういじめっ子モブにデスサイズで襲いかかり、それを庇った若葉ちゃんと交戦することに。やはり仲間割れ戦闘は美少女バトルアニメの華。(ここのいじめっ子共無駄に顔面偏差値高いのが腹立つな…)

「高嶋はお前のことを心配している」と諭す若葉ちゃんですがこれも千景ちゃんの耳には届かず。逆に若葉ちゃんへの憎しみをどんどんと募らせて行くようになってしまいます。闇堕ちヒロイン。羨望が憎しみに変わっていく様は見てて辛いなぁ。あと地味に大社に勇者システムを剥奪されて謹慎になったくだりがカットされてますね、一応大社に嘘のメール入れるシーンはあるけど。話を分かりやすくする為に省かないで欲しかった感はある

そしてバーテックスとの戦いの中千景ちゃんがとうとう若葉ちゃんに騙し討ちを仕掛けて来た所で次回へ。若葉ちゃんは千景ちゃんを救えるのでしょうか…? (一応筆者は原作読んでるから結末知ってるけど)

 

f:id:DISN:20211108181624j:image

余談なんだけど千景が若葉ちゃん騙し討ちする前にアニオリで高嶋さんのリハビリに若葉ちゃんが付き合ってるの見て千景が嫉妬しちゃう(?)シーンが挟まってて、予告でも「私から高嶋さんを奪わないで」とか言ってたけど個人的にはこれちょっとモヤったかなぁ。

 

千景が若葉ちゃん襲ったのって元々勇者としてのアイデンティティを失いたくなかったからであって今回のアニメでもその辺はしっかり描写されてたじゃん。何で急に「高嶋を奪った若葉が憎い」みたいな痴情のもつれを戦いの場に持ち込むの。これじゃ高嶋への独占欲で若葉○そうとしてるヤバい女だよ。一応「知らないどうでもいい人間にチヤホヤされたいんじゃない」とか言ってた辺り、もう完全に民衆に絶望し切って自分を守ってくれた高嶋のことしか頭にない状態だったんだろうけどそれなら「勇者として周囲から賞賛されたい」から「高嶋とイチャラブできればそれでいい」に考え方がシフトしていく様をもう少し丁寧に描写して欲しかったところ。

 

絶望感を与えまくる演出とか千景ちゃん(の中の人)の迫真の叫びとかはめちゃくちゃ良かっただけにやっぱりストーリーとか描写かなり端折り気味なのと、復讐鬼若葉ちゃんとか上記の千景ちゃんの台詞とかちょくちょく妙な改変があるのが気になるなぁ。ダイジェスト形式とはいえやっぱり上下それぞれ300ページ以上もある小説を3〜4話に圧縮するのは流石に無謀だよ。のわゆの内容端折りまくってこれで終盤が面白かったらまぁ許すけど、終盤の内容によっては厳しい評価せざるを得ないかも。

 

f:id:DISN:20211108182154j:image

愚痴ばっかなのもアレなので最後に付け加えておくと動いて喋る千景ちゃんはマジで可愛くてこれだけでアニメ化されて良かったなってレベルです。高嶋さんと結ばれて幸せになって欲しかった…

 

おわり

(画像は公式Twitterから引用)