覚醒を待たない竜

楓・J・ヌーベルさんの乳がデカすぎて固定資産税払わされてる

カードファイト‼︎ヴァンガードGZ第1話〜第8話感想

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↑22歳になってもドヤ顔はやめない男

 

 

最初の使徒であるダムジッドさんがちょうど自爆… もとい脱落したし全24話の3分の1でキリ良いのでそろそろ感想の方を。

ぶっちゃけ6話までは退屈だったんだけど7話辺りからようやく面白くなって来た感じ。序盤はファイトの目的が完全に敵の顔見せとゼロスドラゴンお披露目になってるせいでNEXTに比べて作業的な味気ないファイトが多く、おまけに主人公側がそれに一方的にボコられ続ける感じだったので正直言って盛り上がりもクソもない感じだった (一応伊吹がダムジッドを倒してるけどあれも結果的に使徒の作戦遂行を進めてしまっているのでまぁ… うんって感じ)。

あと作劇上仕方ないんだけど伊吹VSダムジッド・櫂VSダークフェイスみたいな味方側の強キャラがあからさまな噛ませキャラを一方的にボコる展開と、クロノ君VSカオブレ・シオン君VSヴァレオスみたいな味方側が一方的にボコられる展開の差が極端なのも個人的には微妙だった。

一応最終章かつ2クールってことで話のテンポとしてはかなり良いペースで進んでたと思うんだけどやっぱり全体的に唐突さは否めない。7話のレリクス脱出+反撃開始もなんかふわっとした感じで進んでなんでギーゼにならなかったのか原理も説明されないまま助かった感じだったし。ただ「因縁のある相手の幻影と戦う」ってシチュ自体はめちゃくちゃ燃えたので差し引きプラスでこの回は面白かった。シミさん出て来たし。欲を言えば伊吹VS闇伊吹は省略無しでちゃんとやって欲しかったけど。

 

8話は普通に面白かった。GNEXTの感想でも何回か書いた「誰も信じられないから孤立無援で戦うしかないダムジッドと背中を預けられる信頼できる仲間がいてくれる主役側ファイター」っていう対比はそれまで散々やって来たから前半は正直食傷気味だったんだけど、そこに「自分の弱さから目を逸らす為に邪道に堕ちたダムジッドと自分の弱さに直面し、そこから目を背けなかったから新しい自分の道を切り開き成長できたトコハちゃん」っていう新しい文脈が出来ていて、トコハちゃんの今までの紆余曲折気味だった成長物語と正直「これいる?」状態だったミゲル(アンテロ)絡みのエピソードに良い感じで意味と着地点を持たせられていたのが非常に好感触。NEXT以降のトコハちゃんの物語の一つの終着点としては申し分ない出来だった。あと蒼アーシャエロかった。ここから物語が更に加速すると思うので期待していきたい。

 

最後に一つだけどうしてもツッコミたいことがあるんだが…

シオン君は何で瓦礫に生き埋めになった後、自力で脱出するどころか手当ても無しに普通に歩いてるんだ。どっかの腐れ外道シミメガネのせいで埋まるのには慣れてるのか。それにしても傷一つ無いのはおかしいだろ。

おかげでヴァレオスがわざわざ捕らえない選択肢を取ってシオン君をみすみす逃してる無能みたいになってて笑った。まぁヴァレオスもまさか生身の人間を瓦礫に埋めて無傷だとは思わないだろうしおあいこかもしれないけど。

 

つづく

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第51話「超える力」・第52話(最終話)「帰還」感想

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51話

クロノ君VSシラヌイ、遂に決着。

お互い盤面も手札もカツカツのかなりギリギリなファイトをしていたのが印象的な最終決戦だった。ユニットをそれぞれ名前呼びし、指示を出すシラヌイさんが如何にも隊のトップという感じの演出で良い。これもクロノ君の言葉によってシラヌイさんがヴァンガードの中に自分の同胞の魂が宿っていることに気付いた演出の一環なんだろうか。

ファイトとしてはクロノ君が久々に超越したアイチ君から貰ったカード、ビヨンドオーダードラゴンによって追加ターンを得て勝利。こいつデッキも薄くなってくる最終盤向けのユニットなのに何でデッキトップ8枚もバインドするんだよ。あと地味にスピアヘッドユニコーンが初登場してたね。こいつも強かった。

 

52話

U-20終了後のそれぞれのエピローグ、そしてGZの決戦突入までのプロローグ。最終回というより次章への繋ぎみたいな側面が強い回。

色々なキャラのその後が描かれてたけど個人的にはやっぱりカズマ君のお兄ちゃん呼びとトライスリーにグイグイ来るカズミさんがツボだった。あと3ヶ月そこらでアホみたいに部員増えまくった福原。流石に増えすぎでしょアレ。

(カズマ君もカズミさんも鬼丸家を継ぐ気は無さそうだった(というかあんな所いたくもないだろう)けど将来的にこの2人どうするんだろう、2人で会社とか立ち上げたりしてたら面白いなと思った)

あと開始7分ぐらいでED流れるの初見の時めちゃくちゃ笑っちゃったんだけど、どこをどう見ても夏真っ盛りなあのEDを先に流すことで季節の流れを表すの地味に凄い良い演出だと思う。

そしてこれで綺麗に完結… というわけには勿論行かず物語は決戦の「Z」へ突入。手駒として雑に使い潰されて終わるのが目に見えてるダムジッドさんの明日はどっちだ。

 

ところで使徒達が根城にしてるあの豪邸ってアルテ(ガスティールのディフライド先)の元々の持ち物だったりするんですかね。リメイク版で親族が大企業のトップだって設定出て来たし結構金持ってそうだなこいつ。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第50話「託された想い」感想

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↑サムネのシラヌイさんが怖い。1話といい何でこうチョイスがアレなんだ。

 

クロノ君VSシラヌイ、いよいよGNEXT最終決戦。

クレイの仲間を想うが故にクレイと地球をリンクさせるヴァンガードを消したいシラヌイとクレイの仲間を想うが故に絆の象徴であるヴァンガードを守りたいクロノ君、想いは同じなのにどこまでもすれ違ってしまっているのが非常に切ない一戦である。

あと地味にクロノ君がアヴニールフェニックスに初超越してた。収録されたのが鬼神降臨(アマルーダとかズィーゲンブルク入ったパック)だったから初登場結構遅いぞ。こいつマジで強いんだよなぁ… やはり連パンは正義。まぁクロノ君の場合だと出て来るのがバッファローとかクロノクロウモンキーなのがアレだけど。

シラヌイが切り札である骸に超越した所で次回へ。ヴァンガードを支配し、リアガードを全滅させ実質5ドライブを行える凶悪無比なこのカードにクロノ君はどう立ち向かうのか。次回いよいよU-20決着。

安達としまむら第12話(最終回)「友と愛と 愛と桜と」感想

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びっくりするぐらい最初から最後まで平和な最終回だった。いや、面白かったんだけどマジで平和過ぎて「え?前回の引きからこんなんになるの?」って若干困惑してしまった。

結局安達としまむらの2人の関係に対しては明確にこうだっていう答えは出さない感じで終わったな。2人がお互いにお互いを特別な存在として認識しているっていうのは散々描写されてたけど、とりあえず「この先どうなるかは分からんけど居心地が良いからしばらくは一緒にいたい」って感じに落ち着いた印象。まぁそれはそれでアリだと思う。原作だともっと関係進んでたりするのかね。ちょっと興味出て来たぞ。

お泊まりのシーンは2人の関係の進展が上手く描写されてて良かった。しまむらの太もも大好きな安達すき。寝てるしまむらの口に触ろうとする安達ヤバい奴だけどすき。日常のなんてことないシーンばっかりなんだけど見せ方が素敵で終始ドキドキさせられた。こういうの「尊い」って言うんだね。

日野と永藤は今回も最初と最後にちょっと出たぐらいでほとんど喋らなかった。欲を言えばもうちょい出番欲しかったなぁって感じ。この2人はあだしまより明らかに早く距離詰めてるのであんまり描写する必要ないのかもしれませんが…

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第49話「兄弟決戦」感想

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神回。紛うことなき神回。

 

今回はとにかくマジで演出が良い。カズマ君の過去とカズミさんに教えてもらったことを現在のファイト描写とシンクロさせることで、彼自身のファイターとしての心の成長をライド・ソウル・CB・ドロップゾーンといったVGの基本的なルールや「ドロップゾーンにグレード1を貯めて強くなる」というルアードのデッキコンセプトと上手く絡めて描写していて非常に良い回だった。最後の竜皇ルアードでアタックした時手札を5枚捨てる描写もずっと逃げてばかりいた序盤のカズマ君との対比や、「何としてでも兄を助けたい」という強い思いが現れていて本当に良い。

そしてずっと辛い過去に囚われていたカズマ君が出した結論が「全部自分になる!だから捨てんじゃねぇ!」 つまり「辛い過去だって全部自分の糧になるんだから目を逸らしちゃいけない・なかったことにしちゃいけない」というもの。

カズマ君前にシラヌイと戦った時に「過去の俺を捨てる」って言ってて結局シラヌイにボロクソにやられてたんだけど「過去を捨て去る」から「過去を捨てずに向き合い、清濁併せ呑むことで過去の自分より強くなる」っていう考え方に至ることであの時より成長したんだなって感じ。

あとこれは私の持論なんだけど「辛い過去を捨てずに向き合うことで成長する」ってGシリーズ全体における主題だと思ってて(初期のタイヨウ君とかストゲ編のカンパニー組やクロノ君とかが特に顕著) カズマ君も今回これで先輩達が歩んで来たような道を自分の力で乗り越えられたんだなぁって感慨深いものがあった。

負けはしたけど「東海林カズマ」っていうキャラクターの物語としてはこれ以上無いぐらいのベストバウトだったと思う。最後骸のアタックを防げないのが確定した所で「諦めねぇよ、最後まで、もう二度と」って言ってるけどこの台詞、「6治が捲れるかもしれないからトリガーが確定するまでは諦めない」っていうのもあるんだろうけど「今は取り戻せなくてもいつかきっとカズミを救える日が来る」「俺が負けてもクロノがきっとシラヌイを倒してくれる」っていう意味も含まれてるんじゃないかなぁーって風に聞こえてここでもカズマ君の成長を感じられた。

あと初見の人はカズミさんの「さよなら」発言を来るであろうGZ配信まで覚えておきましょう。

 

余談なんだけどカズマ君のモノローグの「ぐるぐる頭のふざけた奴」発言で爆笑した。泣くシーンなのに。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第48話「覚醒の竜」感想

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竜皇ルアードお披露目回。

誰も信じられず独りで戦っているダムジッドと背中を預けられる仲間がいるストライダーズの対比とか、相変わらずタイヨウ君の分析が光ってたりとか、またガード制限に足元掬われるダムジッドとか見所は結構ある回だったけどダムジッドの敵としての格がもう落ちる所まで落ち切っているのもあってまぁ順当に勝って終わりだったなって印象。ダムジッド君ズィーゲンブルクしか使わないから試合ワンパターンだし。

 

ちなみに竜皇ルアードはこの回が最初で最後の勝利だったのは内緒。

アサルトリリィBOUQUET第12話(最終回)「ブーケ」感想

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23分が濃い(詰め込み過ぎともいう)最終回だった。

 

あら〜^すじ

百合ヶ丘女学院を急襲したヒュージに、梨璃はひとり対峙していた。

ヒュージが生み出した結界の影響により、梨璃が持つグングニル以外のチャームはいまだ起動しないまま…

必死にヒュージに立ち向かう梨璃のもとに、ルナティックトランサーを発動した夢結が現れる。

「梨璃、まだ戦える?」
「はい、お姉さま...」

ついに最終決戦・・・!
儚くも美しく戦う少女たちの物語の結末は・・・!?

 

前回の引きで満を持して出て来たラスボスが10分で倒されてて笑った。(間に夢結と梨璃が喋ってるだけのシーンとかもあるので実際はもっと短いが) 

それにしても夢結様、「私はいつも貴方の無茶に振り回されてた」みたいな事言ってたけど毎回毎回ルナトラ情緒不安定発動させてるあんたの方がよっぽど梨璃を振り回してないか。

一度はパス回しを妨害されるも、最終的には一柳隊の9人だけでなく他のレギオンも巻き込んだノインヴェルト戦術で撃破。9人でパス回すのは6話で一回やってるから、今度は一柳隊+他レギオンでパス回しさせて更に上を行く必殺技を見せるっていう見せ方は良かった。

そして撃退したヒュージのいた地盤からは温泉が。このアニメやたら風呂出て来るから最終回でも絶対風呂入るだろうなとは思ってたし、地面が爆発して温泉が出て来るっていうのもオチとしては結構よくあるけどこういう風にお風呂ノルマを消化するか〜、と割と関心してしまったシーン。シビアな世界観設定を上手くギャグに昇華させている。

 

そんでBパート。ラスボス10分で倒したし回収されてない伏線も多いし濃ゆいエピローグがあるんやろなぁ〜、とか思ってたら海底に新しい敵・アルトラ級ヒュージ(※)がいて今しか倒すチャンスが無いから夢結と梨璃に倒して来て欲しいとのこと。ここに来て新しい敵出して来るんかい。

(※5種類あるヒュージのサイズの中で一番サイズが上のヒュージのこと。スモール<ミドル<ラージ<ギガント<アルトラの順ででかい。)

 

それで夢結様と梨璃が海底に潜るんだけど、突然制服のリボン解き始めて「!!!???」ってなった。後の描写見る限り制服が救命器具の役割してたらしい。すげぇな。

このシーンの後で描写されてる二水の新聞曰く、2人は9日間下着だけの状態で救命用制服にくるまりながら海中を彷徨ってたらしい。このシーン絶対「ヤった」事への暗喩のつもりで入れただろ。

ラスト8分とかに流れぶった切って唐突に入れて来る辺り余程これ描きたかったんだろうな。そこは素直に凄いと思った。(こなみ)

ちなみにアルトラ級ヒュージは梨璃が精神世界で結梨と喋ってた間にいつの間にか骨にされてた。はえぇよ。結梨が出たのは多分梨璃が死の世界から現世に引き戻されたって暗喩なんだろうな。尺の都合なのか描写されてないけど梨璃は討伐中相当危険な状態にあったんだと思う。こういう精神世界で亡くなったキャラと対話するシーンすこ。

(直後に夢結様が「美鈴様は来てくれなかった」って言ってて「結梨の死への悲しみを忘れないことで成長した梨璃」と「美鈴様の死へのトラウマを吹っ切ったことで成長した夢結」って対比がめちゃくちゃ良い演出だっただけに結梨死亡回がもうちょいまともだったらなぁ… と思ったのは内緒。)

 

前回触れた美鈴様とヒュージの関係云々についても一応触れてて「美鈴様の夢結を守りたいという強い想いが残留思念としてCHARMに宿りヒュージに影響を与えたんじゃないか」、美鈴様が自分自身に対して憎しみを持っていたのは「レズになっていく自分が怖くて受け入れられなかったんじゃないか」みたいに結論付けてた。要するに前回のアレ全部ミスリードじゃねぇか。まぁ正直梨璃の憶測でしかない(CHARMを通して美鈴様の声を聞いたみたいな描写も無い)ので実際は違ってる可能性もあるにはある。美鈴様の過去とかは今後他媒体とかでもっと細かく掘り下げるつもりなのかね。

最後は百合ヶ丘に無事漂着した夢結様と梨璃がみんなに出迎えられて終わり。最後の最後で・v・と百由様がしれっと姉妹になってて噴いた。あと文句言いながらも夢結様と梨璃にタオル投げてあげる楓さんの漢気(女の子やぞ)が良かった。この子ほんと最後まで良いキャラしてたわ。

 

全話観ての雑感としては全てが酷いわけではなかったけどやっぱり描きたい事に対して尺が足りて無さすぎたのか後半かなり駆け足気味だったのが残念だな〜って感じ。最大の敵はやはり尺だったか。

最終回前半の三角のヒュージと後半のアルトラ級どっちかにラスボスを絞るか、三角ヒュージを11話で殺して12話をアルトラ級に丸々1話使うかすれば綺麗に収まったと思うんだけどどっちも出来てないせいで色々中途半端。前にもちょっと描いたけど2クールやって欲しかった… 

回収されてない伏線とか説明されてない用語、ほとんど掘り下げられてないキャラクターとかも結構あったしアニメではあくまで触りしか描かなくて残りは他媒体にぶん投げるつもりなのかもしれないけど、「10代そこらの女の子が超常的な力を使って人類の敵や犯罪組織と戦う」みたいな他の似た感じのタイプのアニメはオリジナル作品としてしっかり単体で完結していた分、どうしても不親切さが拭えないまま終わってしまったという印象。

ただ作画は良かったし、好きなキャラや好きなシーン、台詞とかは結構あるのでまぁ視聴して良かったなとは思える作品だった。これからのメディア展開に期待したいところ。制作スタッフさん、声優さん、全12話お疲れ様でした。          

おわり