覚醒を待たない竜

楓・J・ヌーベルさんの乳がデカすぎて固定資産税払わされてる

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第38話「この空の先に」感想

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↑ここ見るとリアタイ当時「トコハちゃんにおっ○い押し当てられても無反応なクロノ君はホモ」とか言って騒いでたの思い出してどうしても笑っちゃう。

 

水着回。ちなみにクロノの台詞に「ドラン達今頃どうしてるかなぁ」ってのがありましたがこの頃クレイのユニット達は通り魔と化したルアードの始末に追われてます。

アルクロノスピンサーペントとリアルクロノダッシュペッカリー(違う)が出演してて草。あんまりファイトで使って貰えないから業を煮やしたんだろうか。(クロノ君確か使ってないよね)

懐かしのネタとかやっぱりトライスリーの3人の距離感良いよなぁとかトコハちゃんのお○ぱいでかいとかカズマ君立ち直れて良かったねとかウリ坊よりタイヨウ君の方がかわいいとかマモルさんにプロになる宣言するまでになったリンさん成長したねとか割と見所の多い回だったけど今回一番笑ったのはマモルさんと釣りに熱中してる伊吹ときゅうりパックで出て来た伊吹。普段仕事漬けだから休みの時は割とはっちゃけるタイプなんだろうか。それにしても面白いぞこの男。あと伊吹とマモルさんの絡み腐れ縁感があって面白くて好き。

アサルトリリィBOUQUET第9話「コスモス」感想

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3話続いた結梨編(?)のクライマックスとなる第9話。梨璃は結梨を守り抜けるのか。

 

あら〜^すじ

疑いがかけられた結梨に、政府から捕獲命令が下された。

その事実を受け入れることが出来ない梨璃は、結梨と共に学院から逃亡。
一柳隊は他の追手よりも先に二人を探し出そうと動き出すが...

その頃百由は、政府の説得に動き出し――。

「逃げなさい梨璃。私が必ず迎えに行くから」

 

政府機関にヒュージ認定され、追われる身となった結梨を守る為に梨璃が結梨と逃亡。その後梨璃と結梨は無事一柳隊に発見・保護され、また百由の理論と説得によって結梨はヒュージではないと結論付けられ一件落着… と思いきやそこをヒュージが襲撃。それを見た結梨が1人でヒュージに特攻し相打ちになって消滅。EDのサビに一瞬あった残されたCHARMの前で泣き崩れる梨璃のカットで〆という回だった。

 

雑感

ここまでの積み重ねがストーリーに活かされてる部分が多くて物語の節目としてはかなり盛り上がる展開だったんだけど、いろいろあっさり過ぎる上に尺の問題なのか1話にベクトルの違うストーリーをぶち込み過ぎてて全体的に見ると評価に困る。

まずは良かった所から。

一柳隊(特に夢結)が梨璃の意志をしっかり汲み取っていて、ちゃんと先輩らしい、頼れる面を見せられていたのはこれまでの集大成感があって良かった。これでもう「3の倍数の回だけアホになる女」とか言われなくなるぞ、良かったな夢結様。

今回梨璃と結梨以外の一柳隊は「敢えて梨璃と結梨を逃がして、百由が政府機関を説得する時間を稼いでもらった上で自分達が梨璃達を他の追っ手よりも先に確保することで2人の処遇の主導権を握る」という作戦の下に動いており、一柳隊側も全くの無策でとりあえず逃げているというわけではなくしっかりと策を弄しながら動いていたのも◎。夢結や梅の台詞で上からの指示ではなく、あくまで自分の意志で考えた上での行動であると言い切ってるのも一柳隊の絆が感じられて良かった。

あと結梨が「夢結は夢結に産まれて幸せだよね」みたいなことを梨璃に言って梨璃が「夢結はずっと美鈴を自分のミスで失った自己嫌悪と後悔の中で生きていた」ということを思い出してしまって答えに詰まる場面も夢結の弱さを知っている梨璃と弱さを誰にも見せずに戦っていた夢結の関係性が感じられて好き。結局どんなに完璧で恵まれたように見える人間でもそこには何かしらの弱さを隠し持っているものなんですよね。

前回の戦技競技会で結梨を活躍させたことによってモブのリリィ達(※本当は名前とか設定とかちゃんとあるんだろうけどここではとりあえずモブと呼んでおく)「結梨はヒュージなんかじゃない、人間だ」と信じる過程に説得力を持たせていたのも良かった。(一瞬映ってた他校の学校の人間は結梨のことどう思ってたんだよっていう疑問はあるが) この辺りは前回・前々回みたいな日常回が無駄になっておらず、今までのストーリーを足掛かりにしていて上手い。

物語を百合ヶ丘という箱庭の中から政府組織・軍隊などが絡んで来る世界全体の問題へと移したり、最後の梨璃の「今朝は髪を切ってあげていたんです」という台詞によって今朝まですぐ側にいた人間が突然いなくなってしまうかもしれないという非情極まりない世界観を演出したりと、今までのキャッキャウフフしてる微妙に緩かった作風から終盤に向けてシリアスな方向へと一気に舵を切る回という意味では良く出来てたと思う。

 

悪かった所としては最初にも書いたけどとにかく全体的にあっさり過ぎる上に色々と唐突。というか最初の結梨が人工リリィだって梨璃にバレる辺りからもう大分唐突だった。

まず政府のお偉いさんが百由1人にあっさり論破されるシーンはスカっとするというより流石に敵側が間抜け過ぎないか…?みたいな疑問が浮かんだ。体細胞がヒトと同じだから危険じゃないっていうのもよく分からなかったし政府側の連中がそれを知らなかったというのも違和感があった。政府の人間を馬鹿に描くことで博識な百由様SUGEEE!!をやりたかったんだろうけど流石にちょっとご都合過ぎると思う。

あと鶴沙がGEHENAで改造された強化リリィだった事に雑に言及してあっさり流しちゃったのもなんかなぁ…って感じ。周りのリアクションも薄かったし何より一応主人公チームに所属してるメインキャラなのにそんな大事な設定あっさり流しちゃっていいの?って思った。一応これから鶴沙の過去とかGEHENAの暗部みたいな要素を話の軸に組み込んで来る可能性がなくはないから様子見だけどこれはかなり悪手だったなぁと思う。というか鶴沙の過去の設定そのままにしてるんなら小説版と同じようにレギオン加入の段階でその話やっておけよ。

結梨と梨璃の逃避行の話とか結梨はヒュージなのか・人間なのか、その処遇をどうするかみたいな話をもうちょい引っ張って今回の話を2〜3話ぐらいまで伸ばした上でのあのラストならもっと面白かったと思うんだけどやっぱり尺不足感が否めなかった。

 

アサルトリリィBOUQUET第6話「スミレ」感想 - 覚醒を待たない竜

アサルトリリィBOUQUET第3話「ワスレナグサ」感想 - 覚醒を待たない竜

前にこのアニメに対する評価で「良くも悪くも1つの物語を引っ張りたがらない傾向がある」って書いたことがあるんだけど今回はそれがいつにも増して色濃く出ちゃった感じがある。

これに対して「暗い話をあんまり引っ張らないのはテンポが良くなってカタルシスが感じられやすくなり、むしろ美点なんじゃないか」みたいなコメントをいただいたことがあるんだけど1話完結だった3・6話はともかく流石に今回はもうちょっと引っ張っても良かったんじゃないかなぁ…と思った。主人公が追われる身になって逃避行に出たその回で無事元の仲間のもとに帰り着いて疑いも晴れるって流石に早すぎるでしょ。

何というか元々2話構成だったストーリーを無理矢理1話に纏めたみたいな歪さ・雑さを終始感じる回だった。後半の梨璃が一柳隊と合流してヒュージが出て来て結梨が特攻して消滅するまでのシーンとか展開早すぎて初見でポカーンってなったよ。

 

今週の楓・J・ヌーベルさん

ルラg… 裏切りなんて無かった。

先週のヒキを務めた彼女、どうやら父親に今回の事件について直談判する為にずっと電話をかけ直し続けていたらしい。そして父親に対し「もう人工リリィ計画に携わるのやめーや」 と堂々と宣言。かっこいい。家族だからどうこうではなくあくまで自分が正しいと思った道を進み、間違っていると思えばたとえ相手が家族であってもちゃんと糾弾できる人間の鑑。

楓さんの父親はどうやら「結梨みたいな人工リリィの開発が進めば娘のようにヒュージとの戦いで苦しむ人間が減るんじゃないか」と考えていたらしく、それで今回のGEHENAの研究に乗ってしまったらしい。まぁ楓さんには「それで結局苦しむ人工リリィが増えるんだから意味ないじゃん」とド正論で黙らされてしまったんですが。楓さんも最後に「自分は父親のことも家のことも誇りに思っているしリリィになったことも後悔していない」って付け加えてた辺り、お父さん根っこは優しい人で娘とも仲良かったんでしょうな。娘のことを想う余りちょっとおかしくなってただけだと思う。

父親と話つけた後は何も無かったかのようにいつものテンションで一柳隊に合流、梨璃が見つかったら「愛の逃避行を期待してたのに」と軽口を叩いてた辺りはいつもの楓さんって感じでとても良かった。やっぱ楓さんはこうでなくちゃ。

 

次回は一柳隊が梨璃の髪飾りを探すらしい。あと今回も前回に続いて特殊EDだった。最近イノチ感じてないね。あのラストの後にあのEDは泣く。ズル。

っていうか観直して思ったんだけど結梨ちゃん「死亡した」っていうより「肉体が消滅した」みたいな退場だったからワンチャンどっかで生きてそうなんだよな。

安達としまむら第9話「そして聖母を抱擁する愛 マリーゴールド」感想

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安達は犬になりたいらしい。(あだしまではなくしまあだだった…?)

というわけで今週も安達の妄想っぷりと奇行は止まることを知らない。しまむらさんももうこれ分かってて面白がってるでしょ。

 

先々週から引っ張ってたバレンタイン回の完結編。2人がお互いにチョコを渡そうとする場面でしまむらがバレンタイン前日に同じ場所で樽見さんと会っていた回想シーンが入り、ここが前回のヒキに繋がっていたのだと分かる。どうやら樽見さんと一緒にチョコを買っていたらしい。

しかし樽見さん、しばらく合わないうちに変わってしまったしまむらさんに対して内心穏やかじゃないご様子。樽見さんが好きなのは過去の安達だから今の安達は受け入れられないとかそんな感じなんだろうか。しまむらの「私の過去は茨〜」って台詞から察するに前回のサブタイの過去を紡ぐ茨〜っていうのが過去の・樽見と一緒にいた頃のしまむら、今回のサブタイが今の・安達と一緒にいるしまむらのことを表してるんですかね。この辺りのシーンは回想を上手く使うことで過去と今のしまむらの対比が分かりやすく描かれており良い。

 

そしてしまむらさん、見せたいものがあると安達を電光掲示板の前へと連れて行く。そこにはしまむらからの安達へのメッセージが流れていた。どうやら前回の占いの番組で募集されていたものらしい。そしてその前で抱き合う2人。とうとうここまで来たか。(あと地味にしまむらのフルネームがここで判明してる)

突然しまむらに抱き付いて怒られる安達など例によってギャグっぽい描写も多かったが電光掲示板のイルミネーションを前に2人が抱擁し合う様子はやはりロマンチックで良い回だった。お前ら早く結婚しろ。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第37話「俺達のヴァンガード」感想

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↑サムネが神。

 

クロノ君VSシオン君、久々の直接対決。今回はお互いにずっと意識し続けていた2人の決着だけでなく「何の気負いも無い楽しいファイト」を敢えてここですることでこれから自分達は何の為にディフライダーと戦うのかっていう理由を再確認する為にも重要な回だったと思う。シラヌイ…というかギーゼの使徒の目的が完遂されたら今回みたいな楽しいファイトもうできないもんね。

カズマ君はトライスリーにいた頃のクロノ君のことは知らないからシオン君と軽口叩き合ってるクロノ君を見てすっごい意外そうな顔してたのが面白かった。でもカズマ君よ、クロノ君とシオン君のこと「ガキかよ」とか言ってたけど君も割と近いことしてるからね。予選会場の前で殴り合った時とか。

クロノ君とシオン君の軽口の叩き合いだったりシオン君が青天アルトの口上を久々に言ってくれたり懐かしさを感じさせる要素が色々あったのは良かったけどせっかくなんだから50円のハズレアとか対ギーゼ用最終兵器じゃなくてもっと懐かしい2人にとって印象的な超越使って欲しかったのは内緒。ストーリー展開とかシチュエーション的には神だったのでまぁ個人的にはGNEXTの中でも割と上位に入る好きな回ではあるんですけどね。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第36話「福原の選択」感想

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神回。もしかしたらGNEXTの中で一番面白かったまである。いやマジで強敵相手に自分から挑んでシオン君の決着への道を作る早尾先輩カッコ良すぎてヤバい。「これは部長命令だ!」のところ本当好き。

今までなかなか頑張りが報われなかった印象のある早尾先輩だったけどようやく報われたなって感じの回だった。シオン君の「ヴァンガードだけが僕を自由にする」発言を覚えてて引用してくれたの積み重ねが感じられて良き。リンさんも口ではあぁ言ってましたけど早尾先輩がベルノさんに挑んだのを見てめちゃくちゃ嬉しそうな顔してたしもうあの時内心早尾先輩の真意に気付いてたんだろうな。何だかんだこの3人仲が良い。

そして今回はシオン君が早尾先輩のファイトを見て1期以来ほとんど見せていなかった心からの笑顔でクロノ君に挑みに行ってたのがとても良かった。1期の時の走馬灯回想も含めてまさにあの頃のシオン君が戻って来たって感じがする。今まで家のこととか部のこととか色々背負いながらのファイトを強いられてたからね。

ベルノさんも負けてなお人間の可能性に触れられて嬉しそうだったのが良かった。同じチームでも人間の可能性を認められずどんどん荒んで行った奴とか人間の可能性を誤った方向に解釈し人間を怒らせ、傷付ける方へとシフトしていった奴とは真逆で面白い。ここまで重っ苦しい雰囲気のファイトが多かったからこういう爽やかな空気で終わるファイトは視聴者的にもスッキリしたんじゃないだろうか。

でも6ヒールをVMAXのバーンで潰されて負けたのはちょっと可哀想。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第35話「運命の解放」感想

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カズマ君とカズミさんが兄弟であると知り驚くクロノ君。カズマ君を弄んだシラヌイが許せないクロノ君は彼に野良ファイトを挑みますが…。

 

今回のファイト、大会自体が時間切れになってたからいわゆる「野良試合」だったんだけど上手いことやって来たなって感じ。カズマ君もタイヨウ君も負けてる以上クロノ君を負けさせるわけにはいかない、でもクロノ君が勝ってしまうと「カズミにリベンジしたい」っていうクロノ君がU-20に参加してる動機が無くなってしまう。でもシラヌイさんの強さは見せたいから(ぬばたまTDの販促期間だったし)彼のファイト回は入れたい。そこでクロノ君が負けてもチームの勝敗に影響しない大会外でのファイトで改めてクロノ君とシラヌイの実力差を見せておこうというのは脚本の妙だなと思った。

クロノ君は今回相当責任感じてるでしょうね。間接的とはいえ元はと言えば自分が原因でディフライダーが送り込まれるようになったわけだし、何より自分がシラヌイのことを黙っていたせいで結果的にカズマ君を傷付けてしまった(と本人は思ってる)わけですから。まぁ今回見ると先にシラヌイのこと話した所でカズマは聞く耳持たなかっただろうから結果は同じだったかもしれないけど。

シラヌイさんの目的が「ヴァンガードを消滅させることで地球のヴァンガードファイトによって決定される運命から自分達を解放すること」だと分かったのもこの回。それにしても「支配」の能力の使い手である彼が「支配からの解放」を求めているのはなかなかに皮肉が利いている。

後は前回に引き続き、泣きながらクロノジェットを殴るドラン、支配されたドランのパンチを受け止め抱き抱えた後にドランを庇って背中からムジンロードの剣を受けるクロノジェット等ユニットのアクションに力が入ってたのもよかった。ヴァンガードくん普段あんまりこういうことしないもんね。

次回はベルノさんVS早尾先輩。神回来たぞこれ。

カードファイト‼︎ヴァンガードGNEXT第34話「兄との再会」感想

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すごいシリアスなのにカズミの「まー君」呼びがじわじわくる回。

 

とうとう来ました、カズマ君VSカズミ(シラヌイ)の兄弟対決。

怒りこそ自分が探し求めている人間の可能性であると信じ兄の顔と声でカズマ君を煽りまくるシラヌイさんと相手のユニットを同士討ちさせる「支配」でカズマ君側の盤面と手札がどんどん疲弊して行く様が見てて痛ましい回だった。シラヌイさん怖い。

カズマ君は負けちゃったけどそれでも「最後まで逃げなかったから6ヒールを引けた」「今のカズマ君には側で支えてくれる仲間がいる」みたいな過去のカズマ君との対比で成長している描写はしっかり描けてたと思う。それだけに最後のシラヌイの「何の得にもなるまいに」発言が過去の自分にぶっ刺さってて可哀想だったけど…

この時のカズマ君は確かに成長してるんだけどカズミに勝つことで「過去の自分を捨て去りたい」 って言ってた辺りまだ本当の意味で自分の過去とは向き合いきれてないのかなって感じた。この話は2回目のカズマ君VSシラヌイの時にまたします。

次回はクロノ君VSシラヌイ。果たしてクロノ君のリベンジなるか。